教材を効果的に学ぶ順番とは?What is the order in which the teaching materials are effectively learned?

教材を効果的に学ぶ
順番とは?
What is the order in which the teaching materials are effectively learned?

ある会合で知り合い、長年のお付き合いになる若手経営者のMさんから、先日久しぶりに電話があり、話をした時のこと。興味深い相談を受けました。

「和仁さんの教材を見たら、あまりにわかりやすいので、社員と一緒に見て勉強会をやりたいと考えているんです。ゆくゆくは、ビジョンや数字もガラス張りにオープンにして、一人ひとりが事業主的な立ち位置でウチの会社に関われるスタイルを目指しています。それで、どの教材から順番に見ていくと1番スムーズでしょうか?」

この質問を受けたとき、とても効果的な教材の活用法だなぁ、と思いました。

なぜなら、和仁を社内研修で呼ぶと、1日30万円以上かかるのが、教材を上映して学べばたったの数万円で済み、さらに新しい社員が入った時なども何度も繰り返し学べるからです。
そこでわたしは、ちゃんと考えてお答えしようと、頭を整理しました。

さらには、

  • 教材が届いたら、いきなり社員と一緒に見始めてもいいか?
    それとも、社長が先に一度見てから、の方がいいか?
  • 社員に見せる時に、予め準備すべきことや、落とし穴はないか?

などの質問を受けたので、すべて彼にお伝えしました。
彼と同じ関心をお持ちの方もいらっしゃるかも知れないので、下記に、彼への回答を再現します。

教材の選択のヒントになればうれしいです。

  • Mさん

    Mさん

    Mさん まずお聞きしたいのですが、教材が届いたら、いきなり社員と一緒に見始めてもいいものでしょうか?

  • 和仁

    和仁

    和仁 いえ、まずは社長が先に一度見てから、の方がいい ですよ。
    なぜなら、もし一緒に見始めて、社員が理解できないところがあったり、万が一、社長が普段言っていることと異なる話があったときに、戸惑いませんか?
    予め見ておけば、社員が疑問に感じそうなことを先取りして、心の準備ができますよね

  • Mさん

    Mさん

    Mさん なるほど、確かにそうですね!

  • 和仁

    和仁

    和仁 ついでに言うと、社員に見せる時に、予め準備しておきたいのは、前置きトークです。

    なんの前置きもなく、いきなりDVDを見せつけられても、社員はどういう心構えで見ていいかわからず、焦点がボヤけますよね。また、真面目で完璧主義な社員は、ちょっとでも理解できないところがあると、そこに気を取られて、そのいらだちがストレスを生むことがあります。

    なので、予めこんな話↓をしてあげるといいかも。

    『これから見るDVDは、当社がこれから向かう先をわかりやすく示してくれるものです。
    講師の和仁さんの考え方にわたしは何年も触れてきて、「これこそ当社の理想と一致している!」と確信を得たので、今日はみんなと一緒に見て学びたい。

    ただ、これはあくまで社長向けの講義なので、みんなには難しく感じたり、ちょっとピンとこない部分もあるかも知れない。

    そこは今回は、スルーしてOKです。
    今日のところは、「うちの会社は、この方向に向かっていくんだな」という感覚と、その全体像をつかんでもらえれば成功だと思っています。この講義を見た後は、みんなが共通言語を持って、よりベクトルを揃えて仕事ができるようになることを期待しています』

    って感じ。どうですか?

  • Mさん

    Mさん

    Mさん それはいいですね!了解しました。さっそくやってみます

  • 和仁

    和仁

    和仁 それで、どの教材をどの順番が良いか、という質問の答えですが、
    まず、最初にオススメなのは、

    会計や財務が苦手な社長が、『経営判断に必要なお金の話』だけを効率的に学ぶのにピッタリです。
    社員とこれを一緒に見ることで、『自分たちのこと給料は粗利から分配されているのか!だったら、粗利を稼ぐ仕事の仕方をしなきゃ!』と気づきが得られるでしょう

    2番目には、

    ここでは、『ミッションや理念、ビジョンとは何か? それらをどうやって作ればいいか?』をワークシート付きでレクチャーしているので、自社のビジョナリープランを社員と一緒に考えるきっかけが得られますね。

    3番目は、もし、マーケティング的なことも学びたいのであれば、

    ここでは、先ほどの2つの教材で伝えている、キャッシュフロー経営やビジョナリープランの話を元に、いかに理念に沿ったやり方で利益を倍増させるか、その発想法と具体的な考え方を学べます。
    とりわけ、ここで紹介している『利益倍増着眼点モデル』のワークは、全社員で一緒に考えることで、『一人ひとりが、会社の利益に関われる』気づきと勇気が得られるでしょう。

    そして4番目は、社員に経営をオープンにする考え方を学ぶ意味で、

    これは、日本トップマーケッターの神田昌典さんとの対談CDで、収録後に彼は、
    『簿記や帳簿の見方を学びたくない人にとっての最低限の、そして最も効果的な実務知識がここにある。私はMBAを取る前に、この話を聞いておきたかった。。。』と言っていました。

    これはCDなので、移動中などに手軽に繰り返し聞けるので、まずガラス張り経営の概念と全体像をつかむのに最適です。

    その上で次に5番目は、

    これは、日本トップマーケッターの神田昌典さんとの対談CDで、収録後に彼は、
    『簿記や帳簿の見方を学びたくない人にとっての最低限の、そして最も効果的な実務知識がここにある。私はMBAを取る前に、この話を聞いておきたかった。。。』と言っていました。

    これはCDなので、移動中などに手軽に繰り返し聞けるので、まずガラス張り経営の概念と全体像をつかむのに最適です。

    あと、6番目に、これは社員と一緒にではなく、社長本人に見ておいて欲しいのは、

    わたしがコンサルの現場で17年間使い続けている キャッシュフロー計画表を元に、たった1シートでお金が伴う全ての経営判断を納得づくでやれる、というもの。

    ここで紹介しているケーススタディは、和仁が10数年のコンサル経験を元に抽出したものなので、多くの経営者に当てはまるものだと思うんですね。
    ここで紹介しているケーススタディは、和仁が10数年のコンサル経験を元に抽出したものなので、多くの経営者に当てはまるものだと思うんですね。

    まあ、ざっとこんな感じです。イメージ、わかります?

  • Mさん

    Mさん

    Mさん はい、よくわかりました!さっそくやってみます!

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